曇り空のヴェルサイユよりボンジュール!
青い空や太陽を久しく見ていないような気がします。先日は、薬局に目薬を買いに行ったら、「ビタミンDは大丈夫?」と聞かれて、「??」となっていたら、「フランスは冬の日照時間が短く、日光不足から鬱々とした気分に陥る人も多いのよ」とのことでした。花粉症で目を腫らしていたから、気分が沈んでいるように思われたのでしょうか。
それにしても1月、やっと終わりましたね。皆様にとってはどんな1か月でしたか? わたしにとっては、長くてみっちりした1か月だったように感じています。
1か月が長く感じた、理由の一つは世界情勢。1月初めのアメリカによるベネズエラをめぐる軍事行動のニュースに始まり、グリーンランド問題、イランとの緊迫状態、米国内での移民取り締まり隊ICEをめぐる報道。フランスでは、すったもんだの末に予算案が通ったそうですが、この数年で積み上げた負債をどうするつもりなのかと案じてしまいます。
日本では政治スキャンダルと突然の衆議院解散、選挙関連のニュース。社会面のニュースも胸が詰まるような事件ばかり。ほんとに、薬局のマダムに勧められた通りにビタミンDを買っておけばよかったです。
ところで皆さんは、こういう時事問題についてお友達と話すことはありますか? そういうとき上手に話せますか? わたしはダメなんですよ。感情的になってしまったり、批判が過ぎてしまったり。大切なことだから、思っていることを上手に共有したいし、他の方の意見も聞きたいと思っているのに、うまくいきません。
時事談義に関してはフランス人から学ぶことが多いです。
まず、皆さん、結構はっきりと好き嫌いを述べます。同調圧力はそれほどになく、逆に、みんなが右というのなら僕は左だね、と別の声を挙げたい、そういう国民性なのですよ。笑っちゃいますよね。
また、たとえばアメリカの話をしているのに、「僕の故郷のコルシカでも似たことがあった」と話に飛ぶこともあります。まぁ、聞いていると相似点があることはあるのですが、いきなりコルシカか……みたいな。ひと言でいうと、みんな自由、マイペースなのです。
ただ、自分とは反対の意見を言う人の話にも耳を傾ける、そういう好奇心がある人達でもあります。その意見に対して、「Bah!」と呆れたり、「〇×に関しては君の意見もわかるけれど、△□という結論には反対かな」など、ここでも正直に意思表示をします。無理に丸くまとめようとしないのです。感情を爆発させることはないけれど、一方で、押し殺すことはしない、という。
そんな時事談義、話が終わったとき、「色んな意見を聞いたな、勉強になったな」と思うのです。
意見が違ったら、素直にそれを伝えることができて、また少しくらい話が飛んでも聞いてもらえる、そんな安心感の中で、日本の友達とも政治の話ができるようになったらいいな、と願っています。
さて、衆議院選挙。在外選挙は、わたしの場合は凱旋門の近くにある日本総領事館に赴いて投票します。そこまで行くのは面倒なのですが、投票は嫌いではなくて。というのも、今回もそうだったように、投票会場の大使館の方達の応対がとても丁寧ですし、毎回多くの邦人の方たちがいらしていて、その情景に、「みんな日本の将来を大切に思っているんだな」と暖かい気持ちになるのですよ。(割と近くに美味しいうどん屋さんもあるし!)
さてさて、日本は大雪に見舞われている地方もあるようですね。被害がないことを祈っています。2月は冬本番。風邪など召しませぬよう、温かくしてお過ごしください。
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☆大好評頂いているオンラインサロン・エオス。
今からお申込みいただくことも可能です! 1月のレクチャーはアーカイブ動画でキャッチアップできます。視聴期間もたっぷり設けています。
ご興味ある方は、下記のリンクをご覧ください。
☆また、パリ近郊にお住まいの方、ご旅行でこちらにいらっしゃるご予定がある方には、ヴェルサイユの拙宅でのサロン、エクリールにいらっしゃいませんか? 詳細は下記をご覧くださいね。
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2月の予定
2月3日 (火曜日)20:30(日本)/12:30(フランス)
オンラインサロン・エオス
講師:遠藤浩子さん、ファシリテーター:ドメストル美紀
テーマ:ロココの庭①
遠藤浩子さんは、フランス在住の庭園文化のスペシャリストです。アンスティチュ・フランセの講座でご存じの方も多いでしょう。
浩子さんのプロフィール:https://lit.link/piroco
庭って、自分の家と外界とのはざまにあって、家の外なのだけど、守られている空間でもあって、安心できる場所でもあって……。浩子さんのレクチャーを通して、色んな文化・時代の庭を知るうちに、わたしも「こころの中の庭」のイメージが出来てきました。疲れた~、と思ったときは頭の中で、「こころの中の庭」に出て深呼吸。すると、すーっと楽になるんですよね。
今回は「ザ・フランス」ともいえる、ロココ時代の庭について、同時代の歴史的な人物や、絵画、装飾にも触れつつ、お話し頂きます。
※オンラインサロン・エオスの詳細・お申込みに関してはこちらをご覧ください。
2月9日 (月曜日)
エクリール・サロン
場所:ヴェルサイユ
時間:フランス時間11時〜14時
参加費:70ユーロ
お申込み:ecrire.salon@gmail.com
トピック:森田けいこさんに「こころに残る名画の見方」
(アンティークプレートを使った軽食付き)
森田けいこさんは、パリにお住まいの文筆家で、『パリの歴史散歩ノート』などの著書やメディア出演などで知られている方。インスタグラム「パリノイロハ」も大人気です。
2月10日 (火曜日)20:30(日本)/12:30(フランス)
オンラインサロン・エオス
講師:遠藤浩子さん、ファシリテーター:ドメストル美紀
テーマ:ロココの庭②
2月13日(金曜日)
テーブルの往復書簡
場所:ウェブマガジン・エクリール
トピック:東京に住むペレ信子さんと隔週金曜日に、テーブル・コーディネートを中心に暮らしの美学について書簡エッセイを連載しています。第2金曜日はわたしが担当しています。
2月17日 (火曜日)20:30(日本)/12:30(フランス)
オンラインサロン・エオス
メンバーズオンリーの座談会
オンラインサロン・エオスの詳細・お申込みに関してはこちらをご覧ください。
2月19日 (木曜日)
エクリール・サロン
場所:ヴェルサイユ
時間:フランス時間11時〜14時
参加費:70ユーロ
お申込み:ecrire.salon@gmail.com
トピック:「フランス社会で敬意をもって迎えられるためのマナー」
数多く存在するマナー講座。
その多くは、日本社会を前提としたものです。
では、フランス社会において
本当に「敬意」をもって受け取られる振る舞いとは、どのようなものなのでしょうか。
本講座では、プロトコールが生まれた歴史的背景と、
それがなぜ今なお必要とされているのかを、根本からひも解きます。
ベルサイユの歴史を専門とする翻訳家のダコスタ花子さんと、
フランス上流階級のマナーと文化を長年にわたり見聞してきた ドメストル美紀 が、
コラボレーション形式でお届けする特別レクチャーです。
(アンティークプレートを使った軽食付き)
2月24日(火曜日)20:30(日本)/12:30(フランス)
オンラインサロン・エオス
講師:ダコスタ吉村花子さん、ファシリテーター:ドメストル美紀
テーマ:聖書に登場する女性たち(旧約聖書)
聖書シリーズ、まずは旧約聖書に登場する女性たちを取り上げます。そもそも旧約・新約聖書とは?旧約聖書の女性登場人物の代表と言えばアダムとイヴのイヴ(エバ)ですが、それ以外にも意外にも多くの女性が活躍します。
翻訳書80冊あまりある花子さんが、昨年手がけた『聖書キャラクター事典』から、大人なら知っておくべき人物、内容についてレクチャーして頂きます。
ダコスタ吉村花子さんのインスタグラム:@hanako_yoshimura
2月26日(木曜日)
エクリール・サロン
場所:ヴェルサイユ
時間:フランス時間11時〜14時
参加費:70ユーロ
お申込み:ecrire.salon@gmail.com
トピック:森田けいこさんに「こころに残る名画の見方」(2月9日と同じ内容となります)
2月27日(金曜日)
テーブルの往復書簡
場所:ウェブマガジン・エクリール
トピック:東京に住むペレ信子さんと隔週金曜日に、テーブル・コーディネートを中心に暮らしの美学について書簡エッセイを連載しています。第4金曜日はペレ信子さんが担当しています。
☆毎月1日にメールにて配信しているメールマガジンを、こちらには、1か月遅れで掲載しています。オンタイムで受信希望される方は、こちらにご記入ください。なおezwebのメールアドレスは配信できないようですので、別のメールアドレスをご記入ください)


