明けましておめでとうございます。
日本より8時間遅れで、フランスも新年を迎えました。
フランスでは、ノエルが一年のクライマックス的なイベントとなるので、お正月は盛り上がりに欠けるところが、こちらに住む日本人としては淋しくて。
そう思うと、フランスは一年の終わり(ノエル)を盛大に祝い、日本は年のはじめのお正月に勢いよくキックオフする、そんな対照が、なんだか面白いですね。
ノエルまでは走り続けたわたしですが、26日からはここぞとばかり、読書に耽っています。書棚を見ればその人の内面が見える、というのはよく知られたこと。なので、わたしの内面を露呈するようで恥ずかしいのですが、どんな本を読んでいるか、ご紹介してしまいましょう。
・『イン・ザ・メガチャーチ』――こちらベストセラーのようですね。友人に薦められ初めて手に取った朝井リョウ作品です。狂信的な推し活を、仕掛ける側の手の内と、嵌る側のこころの内を描いた秀作。神なきスピ時代における日本の空気感が伝わってきて考えさせられました。薦めてくれた友人に感謝!
・『痛いところから見えるもの』――近年のわたしの「推し」、頭木弘樹さんのエッセイ。実は、身近に痛みを抱えている人がいるのですが、わたしが経験したことのない内側の痛みなので、その苦しみがわからない。わかってあげたいけれどワカラナイ。そんなこともあり興味を持った一冊です。とっても良かった! 頭木さんの文章は、切ない話でもどこかユーモアがあって、また、淡々とした文調や、余韻を残す終わり方が為せる技なのかもしれません、読み手の思考を自由にしてくれるのですよ。
・『精選随筆集 孤独』――こちらは日本に帰省した際に書店で見かけ、気づくと買っていた一冊。そんなに孤独なのでしょうか、わたし。なんてそれは冗談……半分ってところかな。誰もが孤独というものを内側に持っていますよね? 孤独と仲良くできるときあれば、孤独に蝕まれることもあって。そんな孤独に関する名だたる文学作家による随筆(時には物語のような作品も)で編まれた一冊。
本のことになると止まらないのがわたしの悪いくせ。この辺にしておきますね。
そうそう、12月号にてお話したオンライン・グループトークのことを話さなくては。先月はアンケートも実施しました。お答えくださった皆様、ありがとうございます。2月頃からトライしてみたいと思っておりますので、もう少々お時間をください。
というのも、1月13日からフランスの文化教養に関するオンラインサロン「エオス」の冬タームがスタートします。そちらのお申込み受付に忙しくしておりまして……。
大好評頂いているオンラインサロン・エオス。
ご興味ある方は、下記のリンクをご覧ください。
オンラインサロン・エオスについて
フレンドリーな講師陣による、楽しく、そして深く学べる、「エデュケイメント」の場として愛されております。わたしは、毎週の講義に顔を出し、初歩的なこと、わからないことをバシバシと講師に質問したり、大ぼけしたり、というファシリテーター(!?)役を務めております。また、プログラム後半では、「等身大のフランス」というテーマでレクチャーもします。
お申込みに関して、ご質問がありましたら、メルマガのアドレス ecrire.salon@gmail.com に、どうぞ気軽にお問合せくださいね。
また、パリ近郊にお住まいの方、ご旅行でこちらにいらっしゃるご予定がある方には、ヴェルサイユの拙宅でのサロン、エクリールにいらっしゃいませんか? 詳細は下記をご覧くださいね。
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さて、2026年。
皆様はどのような年にしたいと思っていらっしゃいますか? もう計画はありますか?
お仕事、ご旅行、暮らし……皆様のこころの中にある小さなビジョンが、少しずつ輪郭を持ちはじめる、そんな一年でありますように。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。
ドメストル美紀
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1月の予定
1月9日(金曜日)
テーブルの往復書簡
場所:ウェブマガジン・エクリール
トピック:東京に住むペレ信子さんと隔週金曜日に、テーブル・コーディネートを中心に暮らしの美学について書簡エッセイを連載しています。第2金曜日はわたしが担当しています。
1月13日 (火曜日)20:30(日本)/12:30(フランス)
オンラインサロン・エオス
「名画でひもとくフランス史――ロココ時代①」by 森田けいこ
森田けいこさんは、パリにお住まいの文筆家で、『パリの歴史散歩ノート』などの著書やメディア出演などで知られている、とっても素敵な女性。インスタグラム「パリノイロハ」も大人気です。
詳細・お申込みに関してはこちらをご覧ください。
1月16日 (金曜日)
エクリール・サロン
場所:ヴェルサイユ
時間:フランス時間11時〜14時
参加費:70ユーロ
お申込み:ecrire.salon@gmail.com
トピック:森田けいこさんに「こころに残る名画の見方」
(アンティークプレートを使った軽食付き)
美術館で心を奪われたはずの一枚を、時間が経つにつれてうまく言葉にできなくなったり、その感動を誰かと分かち合えず、少し寂しく感じたことはありませんか。
このワークショップでは、毎回1作の絵画を取り上げ、一瞬の高揚で終わってしまう鑑賞ではなく、何度も思い返し、味わい直すことで、静かに、しかし確かに心に残っていく名画の見方を実践します。
名画に触れる機会の多い特別な場所で、感性と思考を丁寧に重ねる時間をご一緒しませんか。
1月20日(火曜日)20:30(日本)/12:30(フランス)
オンラインサロン・エオス
「名画でひもとくフランス史――ロココ時代②」by 森田けいこ
詳細・お申込みに関してはこちらをご覧ください。
1月26日(月曜日)
① エクリール・サロン
場所:ヴェルサイユ
時間:フランス時間11時〜14時
参加費:70ユーロ
お申込み:ecrire.salon@gmail.com
トピック:森田けいこさんに「こころに残る名画の見方」(1月16日と同じ内容となります)
② テーブルの往復書簡
場所:ウェブマガジン・エクリール
1月27日 (火曜日)20:30(日本)/12:30(フランス)
オンラインサロン・エオス
座談会
詳細・お申込みに関してはこちらをご覧ください。
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