フランス人にも愛されるキャロットケーキ

お菓子・ケーキ les desserts
©エクリールフレンズ

みんなに愛される、ボウル一つでできて、ミキサーすらいらない、簡単なキャロットケーキをご紹介しましょう。

続きを読む: フランス人にも愛されるキャロットケーキ

わたしが人参のお菓子というものを知ったのは、子どものときの愛読書「ピーターラビットの料理絵本」からでした。そこには「村の畑の人参クッキー」というものがありまして作ってみたのです。でも、大失敗! 今見ると、全粒粉や、バターとショートニングを両方使っていて、子ども向けとは思えない高度なレシピです。きっとわたしのことですから、材料も適当にはしょったのでしょう、人参クッキーは、岩のように固くて味のない塊となったのでした。

子どものころはこの3冊を開いては、
プーさんの、ピーターラビットの、そしてメアリーポピンズがいる世界にトリップしていました。
でもレシピは、どれも想像通りのは出来上がらなかったなぁ……。

そんなこともあり、人参のケーキも、長いこと避けていたのですが、あるとき、イギリス人の友人ルイーズのお宅で頂いてからは大好きに。わたしのレシピは、ルイーズのものをぐっと軽めに、そして簡単にアレンジしたものです。

材料・作り方

パウンド型(25×8㎝)

オーブンを180℃に予熱炊きします

・全卵3コ
・茶砂糖 130g (あれば、できるだけ濃い色のもの。黒糖の粉糖があれば、黒糖100g、白砂糖30gで。フランスでは、Sucre de canne complet、英語では、Dark Brown soft sugar)
・サラダ油 130㏄
・塩、多めのひとつまみ
・シナモン、粉ジンジャー各小さじ半分弱(お好みで)
・薄力粉 150g+ベーキングパウダー 小さじ1(これは一緒に)
・人参2本をラぺにしたもの 150~200g
・刻んだ胡桃、クランベリー各 50g

作り方
大き目のボールに、材料を玉子から始めて、順に加えては混ぜ合わせる、というそれだけです。注意点としては、薄力粉を混ぜるときはさっくりと合わせる程度でOK! 混ぜすぎるとグルテンが出て膨らみが弱くなります。

焼き時間は40分前後でしょうか。オーブンから香ばしい匂いが漂ってきたら、串を挿し、生地がついてなければOKです。

ケーキがしっかり冷めたら(これ絶対ですよ)、アイシングを塗ります。

アイシング:
・バター35g (室温に戻すことがポイントです。そうでないとクリームチーズと均一に混ざらなくなります)
・クリームチーズ100g
・粉砂糖80g

小さなボウルで、材料を混ぜるだけ!

簡単でしょう? ナッツやドライフルーツの種類・量はお好みで。ナッツもフルーツも、アイシングすらも、なくてもOK!素朴で懐かしい美味しさを楽しめます。……でもやっぱりアイシングがあると、ぐっとキャロットケーキらしくなる、かな?
お試しあれ!

タイトルとURLをコピーしました