往復書簡⑱ 親愛なる美紀さんへ

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Bonne Année!
と言う言葉がすでに遠く感じておりますが、日本はフランスに少し遅れて通常運転に戻ってきました。今週末には大学入学共通テストがあり、日本は春が来る前の冬の一番きびしい期間に突入です。

ノエルの12人大午餐会のおもてなし、お疲れ様でした!ふだん、大したことがない事をして「お疲れ様」と言われると、疲れがドッと増してしまうのですが、これは「お疲れ様」と労われるのにふさわしい大変なイベントでしたね。インテリア、テーブルコーディネート、設置、プレゼントの買い物(12人分!)の他に、最大の大仕事であるお料理、当日にホステス役もつとめるとなるとそれはそれは大変だったでしょう。

でも!その一日のことが、大人も子供の頭に幸せな時間として記憶されていくのですよね。今、自分がさまざまな集まりの企画者でありホストであることが増えてきて、やっと若い頃気軽に参加していた集まりにそれを先導してやってくれていた人がいたこと、感謝できるようになりました。特に今年はパーティー好きでその達人であった義母のことをよく思い出します。

3種類もビュッシュを焼かれたのですね。これはすごい!ロールケーキの達人です。きっと全部作るのに何日もかかりましたよね。本当に素晴らしいと思いながら同時に、本来ならば私もフランスの実家で義父や叔母たち家族やその孫たちに料理を振る舞う立場にあるのに遠くで楽をしてしまって悪いなあと思った次第です。

さて我が家に一時帰国していた子供たちはパリに戻りましたが、復路でもまたドタバタ劇がありましたよ。出発前日にオンラインでチェックインしようと試みていた娘と息子。娘の方はなんなくチェックイン。ところが弟の方は何回やっても「キャンセル待ち」と訳のわからない表示が出てくる。すでに料金は支払い済みなので「アプリがバグっているのかも」と諦めて日本最後の一日を楽しみました。

出発当日、家から出る30分前に息子が「大変!僕の出発は明日だって!」と理解不能なことを言うのです。「なんて?」と彼が受け取ったメールを見ると、確かに出発は次の日。理不尽なそのメールにブチッとキレたのは夫。すぐにカスタマーセンターに電話をかけて交渉が始まりました。結局その航空会社は、大幅なダブルブッキングを起こしており、その便の10%以上の人がフライト変更を余儀なくされるという(それも当日に)状態でした。交渉の末、息子は同日の他の航空会社の飛行機で出発することになったのです。

フランクフルトに早朝着きパリ行きに乗り換えたらしいのですが、フランクフルト発パリ行きの便には、自分以外は同じ黒い服装をした団体が乗っておりパリ経由でどこかへ行ったと。パリで降りたのは自分一人。2Gと言うはじめて使うターミナルには誰もおらず、荷物を待っていたのも自分一人。出てきたスーツケースも自分の1個だけ。と言う稀有な経験をしたそうです。今ではそれは夢だったのではと思うほどだとか。不思議ですね。

さて、私の今年の抱負はといえば、まずは健康第一で楽しく暮らす。そして少しでも将来(老後!)やりたいことが実現できるように勉強を続けることです。コロナ以前もコロナ禍も資格試験の勉強をするのが好きで、英検、チーズプロフェッショナル、アロマ、DUFLE(フランス語教育資格)など取ってきましたが、ボケ防止にも勉強は続けていきたいと思っています。美紀さんの目標や抱負はいかがですか?

まずは2月2日(日)天狼院カフェSHIBUYAにて美紀さんと開催するセミナー(お申し込みはこちら)を楽しみに1月を過ごしたいと思います。
良い2025年になりますように。

Et à très bientôt!
信子

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