親愛なる美紀さんへ
日本の今年の飛び交う花粉の多さを嘆く人がいる一方、なぜか私は今年は花粉を感じていないのです。もしかして反応する花粉の種類が変わってきたのかも、これから来るかも、なんて怯えているのですが。
美紀さんの色を中心としたテーブルコーディネートやインテリア、とても参考になりました。別荘のシャトーも、部屋ごとに色が決まっていて、自分の部屋は青のトワルドジュイの壁紙。なんて素敵な!多色配色にせずにワンカラー、ワントーンでまとめる、というのは定番の色使いなのですよね。
私はテーブルコーディネートするときに色はグラデーションにすると落ち着くのですが、テーブルコーディネートを始めたばかりの時に読んだ本で、今は亡きクニエダヤスエ先生が、ワンカラーコーディネートをまず紹介されていたのを思い出します。赤いテーブルクロスに赤いテーブルナプキンを合わせれば、白いお皿だけでなく、たとえば古伊万里調のブルー&ホワイトのお皿もしっかりと受け止めてくれるという説明と写真に衝撃を受けました。それ以来、テーブルコーディネートの時は色に気をつけて、ちょっとかしこまる時はワンカラーコーディネートにしています。
色はそれだけで気分を変えてくれるのでその力を借りることが多いです。が、たとえば夫婦2人のテーブルのように気軽に急いで、というシチュエーションでテーブルクロスを敷かずに最近はトレーのお世話になっています。
子供がいたときは、料理は毎日おかずを変えて買い物も頻繁に行っていました。それが、夫婦2人の暮らしになると、夕飯ギリギリまで仕事をしていることも増え、料理やメニューになるべく力を入れずに楽に美味しく、と考え方が変わってきました。
3月になったのに寒かったある金曜日の夜のこと。仕事に没頭していたら夫からの帰るコール。ふと気づけば何も用意していなくて、残り物のトマトソースの煮込み料理にカレールーを入れて即席カレーにしました。せっかくの金曜日の夜ですから、ワインは飲みたいし、ちょっと特別感も欲しい。それでトレーを取り出して「Plateau Télé(テレビを見るためのトレーにのせた料理」ならぬ 「Plateau Cheminée (暖炉の火を見るためのトレーにのせた料理」にしてみました。暖炉の火が見えるようソファーに座って、ローテーブルにトレーを設置。灯りを暗めにして暖炉の火とトレー上の小さなランプだけで食事するのは結構良いものでした。にぎやかな食卓でないからこそ、演出が必要になってきた気がします。
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時間がない時にさっとできる前菜、サーモンマリネをご紹介します。
サーモンマリネ
材料:
サーモンのお刺身 適量 (小1パック)
レモン、ゆず、かぼすなどの柑橘 1/2個
オリーブオイル 大さじ1
醤油 小さじ1
白バルサミコ酢(なければ普通のバルサミコ酢)小さじ1
サラダ、ディル、etc.
作り方:
- サーモンのお刺身を適当な厚さに切る。レモンなどの柑橘を絞る。オリーブオイル、白バルサミコ酢、醤油を入れて和える。30分ほど待つ。
- サラダを洗って切りサーモンを並べる。マリネ液を回しかける。
- 七味唐辛子をかけても美味しいです。
東京はもう桜が!というタイミング。寒い日々には信じられなかった温かい日々がまたやってきます。寒さと温かさと変わりばんこにやってきていますが、ベルサイユはいかがでしょう。ベルサイユ外苑春散歩の様子を楽しみに拝見しています。
信子

