わたしたちのこころの中 ー ふたりの往復書簡

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往復書簡⑲:親愛なる信子さんへ

 2025年2月7日 ベルサイユにて  何週間ぶりのお手紙でしょうか。日本に帰省していた2週間余りもの間は、気持ちが高ぶっていて、お手紙を書くことが出来ませんでした。日本では大変お世話になりました。こちら時間の火曜日の深夜に、無事ベ...
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往復書簡⑱ 親愛なる美紀さんへ

Bonne Année!と言う言葉がすでに遠く感じておりますが、日本はフランスに少し遅れて通常運転に戻ってきました。今週末には大学入学共通テストがあり、日本は春が来る前の冬の一番きびしい期間に突入です。 ノエルの12人大午餐会のおも...
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往復書簡⑰ 親愛なる信子さんへ

 2025年1月3日、ベルサイユ  新年、明けましておめでとうございます。 そちらはお正月三ヶ日の最終日ですね、こちらはすでに日常に戻りつつあります。今年は暦の関係で、働く人は昨日から出勤スタートでした。学生たちは来週より新学期です...
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往復書簡⑯ 親愛なる美紀さんへ

Joyeux Noël!クリスマスおめでとうございます。どんなノエルをお過ごしでしたか?大午餐会へ向けて美紀さんが準備している様子をSNSで追いかけていました。 美紀さんご家族が、夜更けに知り合いの伯爵家のお城に泊めてもらったお話、...
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往復書簡⑮ 親愛なる信子さんへ

 親愛なる信子さんへ、  12月20日、ベルサイユ  返信が遅れてごめんなさい。 昨日は信子さんへ手紙を書きたくて机の前に座ったのに、年内のやるべきことが「終わったぁ」という感慨に呑まれたのか、文字が頭の中で踊るばかりで。それ...
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往復書簡⑭ 親愛なる美紀さんへ

ベルサイユではひいらぎの枝が売られ、本格的なクリスマスシーズンという感じですね。赤い実といえば、隣の家の千両が、元気に真っ赤な実を付けて、太陽に向かって柵の間をすり抜け、うちの玄関前に顔を出しているのが愛らしいです。
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往復書簡⑬ 親愛なる信子さんへ

東京に住むペレ信子と、ベルサイユで暮らすドメストル美紀。同じ年に生まれ、それぞれフランス人と結婚し、子どもも同年代で、物を書くことを軸にしていて、アールドヴィーブルが好きで……。そんな2人の往復書簡です。 考えることが似ていたり、時には違っていたり。一緒におしゃべりしているような気持ちで読んでいただけたら嬉しいです。
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