わたしたちのこころの中 ー ふたりの往復書簡

わたしたちの往復書簡

往復書簡㊳:親愛なる美紀さんへ

6月20日 サルデニア島にて 少し早めのバカンスに来ています。地中海の島にはなぜかとても惹かれるものがあって、数年前から少しずつ、マヨルカ島、コルシカ島と訪ねてきましたが、今回はサルデニア島。この3島は気候的にも見られる植物や景観も...
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往復書簡㊲愛なる信子さんへ

6月15日、ベルサイユやってしまいました! ごめんなさい、この日付けは、ほんとうなら「13日の金曜日」であるべきなのに、わたしったら投函をうっかり忘れてしまったのです。木曜日まで覚えていたのに、翌日にはすぽっと抜けてしまった。金曜日のお手...
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往復書簡㊱:親愛なる美紀さんへ

おはようございます。お返事を読んでいて美紀さんが早朝に書簡を書かれていることが多いことに気がつきました。私もだんぜん朝派です。と言っても主義があってそうしているわけではなく、いつの間にか夜は早く眠くなって朝は早く目が覚めるようになりました...
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往復書簡㉟:親愛なる信子さんへ

5月30日 ベルサイユ おはようございます。芍薬のブーケを前に、ノートパソコンに手紙をしたためています。便箋に万年筆にてさらさらと書けたならもっと風情があったでしょうにね。風情なし、という点ではこのブーケもそう。母の日に自分で買った...
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往復書簡㉞:親愛なる美紀さんへ

美しい黄色いバラのお写真素敵でした。私の方は「蚊のいない爽やかな新緑」と書いたばかりなのに今週はすでに蚊に刺されて蚊取り線香を焚きました。そろそろ梅雨のことが気になるこの頃です。 美紀さんのフランスの親子考察、確かに言われてみれば人...
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往復書簡㉝:親愛なる信子さんへ

5月16日、ベルサイユ 恒例の、金曜日朝のお便りをしたためています。信子さんの新緑の写真からは、日本の、からっとしているけれどどこかしっとりしている、あの5月の薫風が感じられ、胸がきゅっとしました。こちらは、藤の花も散り、いよいよ薔...
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往復書簡㉜ 親愛なる美紀さんへ

美紀さんのお庭、美しい藤の花。まるで上品な甘い香りがこちらまで漂ってきそうです。藤色、大人の女性という感じで良いですね。ダリヤもすみれもキンポウゲもたくさんの花々が庭に咲いて春を楽しまれている様子が伝わってきます。 うちの方は窓から...
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