目指すはセンス・アップ 自分を知る part 3

サロン通信

前回は、自分を知るためのワークショップを紹介しました。
トライして頂けましたでしょうか。
それを前提に話をします。

次にやっていただきたいこと、それは、どなたかに、アナタの印象を聞いてみてほしいのです。
ベルサイユのサロンでは、参加者に、

・自分の印象、自己評価

・自分の印象、他人の評価

をして頂きました。
サロンでは、「ポジティブな印象を」とお願いいたしました。ネガティブなことは、たぶん、自分が一番知っているかな、というのが理由の一つです。でも、もし「ネガティブ印象」についても知りたいのであれば、親しい方やご家族に聞いてみるのもいいと思います。

主観と客観、どっちが大切?

皆さんの「自己評価」と「他の方の評価」は一致していましたか。

わたしは、一致しているところもあれば、異なっているところも多かったです。

では、どっちが大切なのでしょう。「主観的な(わたしが思う)自分」、それとも「客観的な(みんなが思う)自分」?

わたしはどちらも同じくらい大切だと思います。
いいですか、「同じくらい大切」ですよ。

自分のことは自分が一番知っている。これはそうかもしれませんし、そうでないかもしれません。
少なくとも、全部知っているわけではない。
思い込みというものもあります。

自分が思っているのと違う印象を伝えられると、多くの人は、「あの人、わかってないな」と跳ね返したくなるのではないでしょうか。「本当のわたしを知らないんだわ」と。思いがけずポジティブなことを言われると、「そんなことないのに」と赤面しながら否定したくなったり。
また、自分としては納得いかないことを言われることもあるかもしれませんね。(自分では物静かなフェミニンな人だと思っているのに、「元気がいい人」「かっこいい女性」「ハンサムな女性」などという評価を貰う、など)

ですが、納得できることも納得できないことも、全部丸ごと受け止めてください。
特に自己評価と異なる評価をしっかり頭の中にメモしてほしい、意識してほしいのです。きっと、そのうちに、「あ、こういうところが〇×だと言われる理由なのかな?」と、気づくことになると思うのです。

でもでも、もし、「全然違う、勘違いだわ」と思われたのなら、そして、そのコメントを出された方と親しければ、どうしてそういう印象を持たれたのか、聞いてみるといいかも。

人というものは、自分を過大評価(フランス人に多そう)や過小評価(日本人に多そう)しがち。他の方からが見る自分を受け入れることで、より等身大の自分を知ることできると思いますよ。

センスアップに必要な、もう一つのこと

センスアップするためには、まず自分をよく知っていることが大切だ、ということで、前々回前回と今回の3回に渡って、「自分を知るための小さなワークショップ」をご紹介しました。書くと長くなってしまいましたが、ベルサイユのサロンでは、サクッと一時間もかからずに終わりました。
なので面倒くさそうに見えますが、そんなことはないので、ぜひやってみてください。
その理由は、また別の回に書きますが、なんでも行動に移すことが大切です。

さて、センスアップのために、大切なことはもう一つあります。それは知識。教養という言葉に置き換えてもいいかもしれませんね。

例えばお皿。
そのお皿の窯元はどこの国のもので、どういう歴史を持つのか。
この柄は時折見かけるが何かストーリーがあるのか。
格式が高い・低い皿なのか。
どういう料理が合う皿なのだろうか。
大きさは使いやすいのか。
陶器なのか磁器なのか。
壊れやすいのか、丈夫なのか。
どのくらいの価格のものか(これも知っておくべきだとわたしは思っています)

お皿一枚だけでも、これくらいの知識はもっておきたいものです。

そういった「知識」と「自分を知っている」(たとえば自分の料理の腕や食の好みや、自分たちの暮らしぶり&格を知っている等)ことから、センスのよい皿を選ぶことができるのです。

でも、今さら勉強なんてイヤですよね。
大丈夫。安心してください。暮らしのことなのでもう皆さん「なんとなく」ご存知のことがほとんどです。それを少し明確化していくだけですから。また必要な知識だけに絞って、お話します。

目指すはセンスアップ、知識編第一回目は、お花のことから。
どうぞお楽しみに。

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