元祖ニューヨーク・チーズケーキ

お菓子・ケーキ les desserts

コクがあってどっしりしたチーズケーキとブラックコーヒーでお茶したい!
これは定期的に訪れる欲求です。
そんなときに作るのはこのチーズケーキ。その昔(もう半世紀以上昔!)ニューヨークに住んでいたころに母が入手したというレシピなので、「元祖ニューヨーク・チーズケーキ」と呼んでもよいでしょう。
さすがアメリカのレシピだけあって、ボール一つでできる簡単レシピでもあります。
この分量だと直径21㎝の丸型で高さが5㎝程となりますが、少人数のときは分量を2/3に加減して15㎝の型で作っています。型は小さくしても、高さはしっかりあった方がしっとり感が出ると思います。

材料・作り方

クラスト部分
・大匙2~3杯のバターを室温にしたもの
・クッキーをひと箱。200グラムくらいでしょうか。フランスではスペキュロスを使っています。日本で作る時はリッツのクラッカーやマクビティーの胚芽ビスケットを使っています。
作り方
クッキーを粉々にして、バター大匙2を練りこみ、ケーキ型の底に敷き詰めます。

クリーム部分
・クリームチーズ700g(フィラデルフィアでも、Kiriでも、フランスでしたら Fromage Tartiner Natureでも、なんでもOK!)
・全卵3個
・砂糖150g
・レモン汁1個分
作り方
材料を全部ボールに入れて混ぜます。
先ほどのクラストを敷いてあるケーキ型に、このクリームを流し込みます。

写真上部のように、ブラウニー風に作ることもあります。こんな風に自由に作れるのがハンドメイドの醍醐味。

さて、チーズケーキのキーを握るのは焼き加減です。焼きすぎても美味しいのですが、à point (アポワン、火が通ったか通らないくらい火入れ具合)だと、夢心地の舌触りとなります。

この分量で21㎝の丸型で焼く場合は、オーブンで170℃で40~50分というのが目安です。
上の写真のようにブラウニー風に、クリーム部分の厚さ1㎝強であれば15分程度、
レシピの分量2/3で、15㎝型で焼く場合は30-40分くらいでしょうか。
もし温度計があるならば、中央が65℃くらいのところで一旦出して、後述のサワークリームを乗せてさらに5分、という焼き方が良いと思います。
そうは言っても、焼き時間オーブンによっても違うと思うので、難しいですよね。
焼きすぎて、表面が割れてしまっても、気にしない気にしない。味は十分美味しいので心配無用です。

表面に色はついていなくてもOKです。軽く揺らしてみて、何となく固体化している、という手ごたえがあったらOK!ケーキを出し、オーブンの温度を220℃に上げます。

サワークリーム250cc(フランスだったらクレームフレッシュ)に砂糖大匙2を加えたものをケーキの上に塗り広げます。(ねっ、焼きすぎちゃってひび割れてもこの工程のお陰で隠せるのですよ)
220℃のオーブンで5分ほど加熱したら、出来上がり。
粗熱とれたら、冷蔵庫へ。

この日はすみれの砂糖漬けとパステルカラーのザラメで上を飾り、側面にはクラスト(スペキュロスの砕いたもの)をこすりつけました。

チーズケーキは1日くらい置いた方がしっとりと味がなじみます。また冷凍しても意外と大丈夫です。
わたしは、ブラウニー風(一枚目の写真上部)のを冷凍して、「チーズケーキ&ブラックコーヒー」の発作が出た時に自然解凍して頂いています。こころの鎮静剤ってやつですね。

どうぞお試しを!


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