親愛なる美紀さんへ、
東京は夏日が増えてきました。でも日陰では涼やかな風を感じることができる、気持ちの良い天気です。
前回、美紀さんが遅れて投稿されましたが、私はそれをわかっているのにも関わらず、さらに1週間ずれてしまいました。反省。6月からはしっかり第4週に投稿しますね。
さて美紀さんの15人のテーブル!圧巻ですね。私は今まで10人以上の着席のおもてなしは(お正月を除いて)数えるほどしかしたことがありません。夫の記念すべき年齢の誕生会、子供の特別なお祝い、そのくらいでしょうか。いつも6〜8人が多いです。
フランス流でおもてなしするというのは、前菜、メイン、デザートとリズムよくサービス、片付けを繰り返すわけですから、15人ともなると1人ではとても大変な作業ですね。
今月の私のテーブルはご近所の方を招いてのワインを愉しむディナーです。ご近所さんたちは、日常的に声を掛け合ったりお世話になったりするものの、立ち話になってしまい、もう少し話をしたいなあと思っていたのです。その中に1人、芸術家の紳士がいて、立ち話では聞くことのできない彼のアートに関する考えや知識についてのお話を聞くのが面白いです。彼がヨーロッパに住んでいた頃のこと、大学でアートについて教鞭をふるっていた時のこと。美紀さんが主宰されているオンラインサロンでもフランスの美術に関する教養が大きなテーマになっていますよね。作家の名前や作品を知っているのがベースにあるとしたら、その上に自分の感受性をどうのせていくのか。まあ、知らないことはたくさんあるので追いつきませんが、知らないことを一つずつ知っていくことが大切だと今は思うようになりました。
さて、芸術家のご近所さんと一緒にお呼びしたのは少し(かなり?)年下のご夫婦。彼らははつらつとして、楽しいお話を聞かせてくれます。共通点は「ワインが好き」だったので、この日はいろいろなワインが飲めるように、アペロ・ディナトワール方式で、前菜メインデザートを目指さず、ただおつまみ系のものをいくつか作ってシェアしました。この方法だと料理担当者がしょっちゅうテーブルを立つことがないので、ワインを飲みながらたくさんお話しできました。お店に行くのもいいけど、家で集まるのって親密な感じがして好きです。
テーブルクロスはワイン色、お皿はジアンの復刻版の19世紀の柄、花を買いに行く時間がなかったので、家の前のオリーブの枝を何本か切って、キャンドルスタンドに絡ませました。少し飲みすぎても、夜遅くなってもご近所って心配がなくて良いなあと思いました。ちょうど学生寮に住んでいた時の友達とのFête(パーティー)のようで。
そんな時の強い味方のおつまみを紹介します。

材料
ツナ缶 70g 1個 (水分、油分を切る)
クリームチーズ 大さじ2杯
トマトペースト 大さじ1杯(なければケチャップでも良いけれど甘くなります)
生クリーム 大さじ1杯
レモン汁 少々
塩、こしょう
*ボウルで全てを混ぜるだけ。薄切りのパンに塗っても、サラダに添えても。バジルや大葉を散らしても良い。
今年は勉強をしていてそれに時間を取られています。そのせいで大好きなおもてなしもほとんどできていませんので勉強から解放される夏になるのが待ち遠しい!
美紀さんもお忙しいと思います。ゆっくりお会いできる日を楽しみにしています。

